特殊加工技術
通常の電線に特許技術による加工処理を施すことで、電線内部の結晶構造を変化させます。
その結果として、加工前と異なる特性を持つ電線を生み出すことが出来ます。
加工前 | 加工後 |
特許
- PCT/JP2011/073404
- 特許4691740,特許5095014
特殊銀線の概要
特殊処理を銀線へ
銀線に特許技術を用いた加工処理を施すことで、 (1) 導電率の向上 (2) 柔軟性の向上 (3) 耐腐食性の向上 (4) 電流による発熱の抑制 (5) 電子ノイズの低減 といった効果・特性を持つ特殊銀線が生まれます! |
銀線への応用
超電導線を除くと、最も高い電気伝導度を持つワイヤ、ケーブルです。(107.8% IACS)この特殊銀線は、電気を伝導しているものであれば、以下のようなさまざまな用途で使用できます。
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各種ケーブルの特性比較データ
特殊銀線をテストした結果を示します。直径 | 導電率 | 電気抵抗 | 伸び | |
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mm | IACS% | mΩ/m | % | |
銀線(加工前:純度99.99%) | 1.597 | 102.3 | 8.414 | 2 |
SpecialSilver(標準処理) | 1.567 | 106.7 | 8.387 | 33 |
SpecialSilver(高度処理) | 1.587 | 107.8 | 8.096 | 30 |
電気用銅線(JIS C 3102) | 1.6 | Over 100.0 | 8.573 | Over 25 |
電気用アルミ線(JIS C 3108) | 1.6 | Over 61 | 14.1 | Over 1.3 |
注釈 ・導電率と電気抵抗の測定は日本電気安全研究所(JET) ・引張り試験は東京都立産業技術研究センターにて実施。 ・銅線とアルミ線はJISの数値から引用 |
特殊銀線のテスト結果の声(一例)
- 通常の同軸ケーブルと比較し、伝送効率が良い
(学術機関でのテスト) - 大電流テストでは、0.8mm径で30A, 1.6mm径で70A, 2.5mm径で100Aの電流が流れる。
発熱も100℃以下。(急速充電装置メーカでの評価テスト)
詳細データ
特殊加工した銀線は、T.N.G.テクノロジーズ株式会社にて販売を行っております。
資料につきましては、こちらのページからご確認いただくか、
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